年末に近づくにつれ「仕事納め」や「御用納め」という言葉を耳にします。
何となく使っていて、ちゃんとした意味を理解してない。
今さら恥ずかしくて周りには聞けない。
という方にむけて正しい意味や違いなどを紹介します。
仕事納めとは
意味・使い方
仕事納めとは、年末最後の仕事あるいは最終営業日を指します。
一般的には仕事自体ではなく、最終営業日を示す場合が多いでしょう。
「御社の仕事納めはいつですか?」と聞かれたら、最終営業日を答えましょう。
また、「今年は○○(業務)が仕事納め」という使い方も間違いではありません。
御用納めとの違い
仕事納めと御用納めの違いは、対象が民間企業か官公庁かの違いになります。
民間企業 | 仕事納め |
官公庁 | 御用納め(ごようおさめ) |
言い換え・同義語
ここまででも説明した通り、仕事納めの同義語は以下が挙げられます。
- 仕事納め
- 御用納め
- 最終営業日
対義語
対義語は「仕事始め」になります。
仕事始めについては、官公庁・民間企業に関係なく使われています。
2023年の仕事納めはいつ?
公務員の仕事納め
官公庁の仕事納め(正しくは御用納め)、仕事始めは法律で定められています。
土日などが前日にくる場合などを除き、12月28日が仕事納めとなります。
ちなみに仕事始めが1月4日なので、12月29日から1月3日までの6日間が年末年始休みです。
一般企業の仕事納め
一般企業も官公庁に沿って仕事納め日を決める場合も多いようです。
近年は休みやすい環境の会社もあり、実質の最終営業日はもっと早いタイミングかもしれません。
2023年は有給消化さえ許される企業であれば大型連休になります。
仕事納めの挨拶
文書でのあいさつ例
メールや書面で年末の挨拶をする場合、以下を参考にしてみてください。
社内・社外向けそれぞれを考えてみました。
件名「年末のご挨拶」
〇〇さん(または役職)
今年も残すところ、あとわずかとなりました。
〇〇さんには今年も大変お世話になり、おかげさまで一年を無事に乗り切ることができました。
改めて感謝申し上げます。
来年も引き続きご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い致します。
失礼ながらメールにて取り急ぎ、年末のご挨拶とさせていただきます。
それではよいお年をお過ごしください。
△△株式会社
××様
いつも大変お世話になっております。
〇〇株式会社の□□です。
早いもので、今年も年末のご挨拶をさせていただく時期となりました。
○○の件などで、本年もご高配を賜り、この場を借りてお礼申し上げます。
なお、弊社の年末年始休業日を下記の通り、ご連絡させていただきます。
休業期間 12月XX日(◯)から1月X日(◯)
来年も誠心誠意勤めさせていただきますので、何卒よろしくお願い致します。
メールにて恐縮ですが、年末のご挨拶とさせていただきます。
良いお年をお迎えください。
口頭でのあいさつ例
対面や電話で年末の挨拶をする場合、以下を参考にしてみてください。
文書での挨拶と違い、その場の会話が入るため、最低限の言葉をまとめています。
また、関係が密な場合などあまり固い挨拶もおかしいので、状況で判断が必要です。
本年も○○などでは、大変お世話になりました。
来年もご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。
本日は、年末のご挨拶に参りました。
御社(○○様)には一年間大変お世話になり、ありがとうございました。
年末はお忙しいことと思いますが、ご自愛ください。
来年も弊社一丸となり尽力させていただきますので、変わらぬお引き立てのほどよろしくお願いいたします。
どうぞよいお年をお迎えください。
参考資料
この記事は以下の書籍・Webサイトなどの情報をもとに執筆しています。
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